Planet Labs API
2026年01月20日 19:29
GISBoxは、OSGB/GEOTIFF/RVTなどの複数のGISフォーマットでの編集をサポートし、3DTiles/Terrainへの変換や公開が可能なワンストップ3DGIS データ編集、変換、公開プラットフォームです。
概要
Planet Labs API は、米国 Planet Labs 社が提供する地球観測衛星データ配信サービスのための API です。多数の小型地球観測衛星(いわゆる「Dove」衛星群)によって取得された高頻度・高時系列の衛星画像を、プログラム経由で検索・取得・解析できることを特徴としています。特に「毎日観測(daily revisit)」を強みとしており、地表変化をほぼリアルタイムに近い形で把握できる点が、従来の衛星データサービスと大きく異なります。
データフォーマットの概要
Planet Labs API は、地球観測データの検索から取得、管理までを一貫して行うための複数の機能要素で構成されています。
- データカタログ API: 観測日時、雲量、センサー種別、地理範囲(AOI)などの条件を指定し、利用可能な衛星画像を高速に検索します。
- データプロダクト: PlanetScope(3~5m 級の高頻度観測)、SkySat(高解像度サブメートル級)など、用途に応じた複数の衛星データセットを提供します。
- 注文・配信 API: 必要な画像を指定形式(GeoTIFF 等)で注文し、クラウド経由で取得します。
- 解析・補正機能: 放射補正、正射補正、雲マスクなどの前処理済みデータが用意されており、解析作業を効率化します。
- 認証・アクセス管理: API キーを用いた認証方式により、契約内容に応じたデータアクセス制御が行われます。
長所
- 高頻度観測による時系列解析: 全球規模でほぼ毎日の観測を実現しており、土地利用変化、災害発生後の状況変化、農作物の生育推移などを連続的に把握できます。
- API ベースの高い自動化性能: プログラムから直接データ検索・取得が可能なため、GIS、リモートセンシング解析、AI 学習パイプラインなどに容易に統合できます。
- 多様な解像度と製品ライン: 中解像度の広域監視から、高解像度の詳細解析まで、目的に応じた衛星データを選択できます。
- クラウドフレンドリーな設計: クラウドストレージや解析基盤との親和性が高く、大規模データ処理や継続的モニタリングに適しています。
短所
- 商用サービスによるコスト負担: 高頻度・高解像度データであるため、利用規模や期間によってはコストが高くなる場合があります。
- 雲被りの影響: 光学衛星であるため、地域や季節によっては雲の影響を受けやすく、安定した可視画像の取得が難しい場合があります。
- 専門知識が必要: API 利用や衛星画像解析には、リモートセンシングや GIS、プログラミングに関する一定の専門知識が求められます。
- 利用制約の存在: 契約内容により、利用可能なデータ範囲や再配布条件が制限される点に注意が必要です。
応用シーン
Planet Labs API は、地表変化を高頻度に把握する必要がある分野で特に有効です。農業分野では、作物の生育状況や収量予測、異常検知に活用され、保険・金融分野では、自然災害後の被害評価やリスク分析に利用されます。また、都市開発やインフラ管理においては、建設進捗や不法開発の監視、環境分野では森林伐採や水域変化のモニタリングに用いられます。さらに、研究機関やスタートアップにおいては、AI・機械学習と組み合わせた地球規模の時系列解析基盤としても広く採用されています。
例
1. 地球のリアルタイム画像。

関連地図サービス
Geocodio API
Mapillary Map Traces / GPX サービス
DigitalGlobe / Maxar Imagery API
Tile Map Service (TMS)
参考
- https://www.planet.com/products/
- https://support.planet.com/hc/en-us
- https://docs.planet.com/develop/apis/analytics/