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パターソン円柱投影(Patterson Cylindrical Projection)は、2014 年に米国国立地理協会(National Geographic)の地図編集者であるトム・パターソン(Tom Patterson)によって提案された、視覚的バランスを重視した擬円柱投影です。メルカトル図法のような極域の過度な拡大や、正弦曲線投影のような縦方向の歪みを緩和することを目的として設計されており、世界全体を穏やかで自然な印象で表現することができます。等積投影や正角投影ではありませんが、面積・形状・距離の歪みを均等に分散させることで、現代的な世界地図表現に適した投影法とされています。
Patterson 円柱投影は、赤道を標準緯線とする円柱系投影であり、経線は等間隔の直線、緯線は非線形に配置された直線として表現されます。その数式は単純な線形関数ではなく、低緯度から高緯度にかけて徐々にスケールを変化させる設計となっており、極域に近づくにつれて拡大率が緩やかに抑制されます。この構造により、地球全体を矩形フレーム内に収めつつ、視覚的な安定感を確保しています。
Patterson Cylindrical Projection は、主に世界全体を俯瞰的に示す地図表現に適しています。教育用地図、報道・出版物、国際関係を示す政治地図、Web サイトやプレゼンテーションにおける背景地図など、視覚的な分かりやすさと中立的な印象が求められる場面で有効に活用されます。また、極端な歪みを避けたいという現代地図学の流れに沿った投影法として、デザイン性と可読性を重視する地図制作において注目されています。
1. グリニッジを中心にしたパターソン円筒図法による地図投影を示します。

2. パターソン円筒図法。
