XYZフォーマット
2026年01月14日 17:25

GISBoxは、OSGB/GEOTIFF/RVTなどの複数のGISフォーマットでの編集をサポートし、3DTiles/Terrainへの変換や公開が可能なワンストップ3DGIS データ編集、変換、公開プラットフォームです。

概要

XYZフフォーマットは、三次元空間上の位置情報を X・Y・Z 座標値として記述する、最も基本的かつ汎用的な点データ形式の一つです。通常はテキスト形式(ASCII)で保存され、1 行が 1 点に対応し、平面位置(X, Y)と高さまたは奥行き(Z)を表します。シンプルな構造を持つため、地形測量、点群処理、3D モデリング、GIS、CAD、リモートセンシングなど、幅広い分野で利用されています。

データフォーマットの概要

XYZ フォーマットは非常に単純な構造を持ち、基本的には以下の要素から構成されます。

  1. X 座標:点の東西方向または経度方向の位置を表します。平面直角座標系、UTM、または地理座標系(経度)など、使用する座標系に依存します。
  2. Y 座標:点の南北方向または緯度方向の位置を示します。X 座標と組み合わせて、点の平面位置を定義します。
  3. Z 座標:標高、深度、または任意のスカラー値を表します。地形データでは標高値として用いられることが多く、点群データでは高さや奥行き情報として扱われます。
  4. 拡張属性(任意):フォーマット仕様として必須ではありませんが、RGB 値、強度(Intensity)、分類コード、時刻情報などを Z の後に追加するケースもあり、用途に応じて柔軟に拡張されます。

長所

  1. 構造が極めて単純で理解しやすい:XYZ は列構成が明確で、人間にも機械にも読み取りやすく、データ内容を直感的に把握できます。
  2. 高い汎用性と互換性:特定のソフトウェアやベンダーに依存せず、多くの GIS、CAD、点群処理ソフトウェアで読み書き可能です。異なるシステム間でのデータ交換に適しています。
  3. 前処理・変換が容易:テキスト形式であるため、スクリプトや表計算ソフトを用いた編集、フィルタリング、座標変換などが容易に行えます。
  4. 地形・点群データの基礎形式として有用:DEM 作成、TIN 生成、補間処理など、多くの空間解析や 3D 処理の入力データとして利用できます。

短所

  1. データ容量が大きくなりやすい:ASCII 形式のため、点数が多い場合(LiDAR 点群など)にはファイルサイズが非常に大きくなり、保存や転送効率が低下します。
  2. 正式な仕様が存在しない:列数や並び順、区切り文字(スペース、カンマ、タブなど)がデータ提供者ごとに異なり、読み込み時に調整が必要となる場合があります。
  3. メタデータを内包できない:座標系、単位、測定日時などの情報をファイル内部に明示的に保持できず、別途ドキュメントや外部情報に依存します。
  4. 大規模点群処理には非効率:インデックス構造や圧縮機構を持たないため、高速検索や可視化を必要とする大規模点群では LAS / LAZ などの専用形式に劣ります。

応用シーン

XYZフォーマットは、地形測量データや簡易点群データの交換・中間形式として広く利用されます。測量や UAV(ドローン)による地形計測結果を一時的に保存し、DEM や等高線生成の入力データとして使用する場面や、3D モデリング・シミュレーションにおける基礎点データとして活用されます。また、研究用途や試作段階では、処理の透明性と編集の容易さから、アルゴリズム検証や可視化前処理に適した形式として重宝されます。さらに、異なる GIS・CAD・点群処理環境をつなぐ「共通交換フォーマット」として、現在でも重要な役割を果たしています。


1. XYZファイルのサンプル。

ファイルの開き方

1. XYZファイルをインポート。

関連 GIS ファイル

CIB

DEM

TER

BAG

参考

  1. https://fileinfo.jp/extension/xyz
  2. https://terrasolid.com/guides/tmodel/importxyztextfile.html
  3. https://giftoolscookbook.readthedocs.io/en/latest/content/fileFormats/XYZfile.html