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斜軸メルカトル投影(Oblique Mercator Projection)は、通常のメルカトル投影や横軸メルカトル投影とは異なり、投影円筒の軸を地球の自転軸や赤道に対して斜めに設定する地図投影法です。この投影は、特定の直線または大円に沿って歪みを最小化することを目的として設計されており、対角線方向に細長く延びる地域を高精度に表現するのに適しています。代表的な利用例としては、アラスカ横断高速道路や長距離パイプライン、斜め方向に展開する地質構造帯などが挙げられます。
斜軸メルカトル投影は、メルカトル投影を基礎とした正角(等角)投影であり、投影の中心となる軸を任意の方位角に回転させる点が最大の特徴です。基準線は赤道や子午線ではなく、ユーザーが定義した中心線(通常は対象地域の長軸方向に一致する大円または測地線)となります。この中心線上では縮尺歪みが最小となり、そこから離れるにつれて歪みが増大します。数学的には、楕円体または球体モデルに基づいて定義され、複雑な回転変換と座標計算を伴うため、実装には高度な測地計算が必要とされます。
斜軸メルカトル投影は、斜め方向に長く延びる地理対象を高精度で表現する必要がある場面で活用されます。代表的な例として、アラスカ横断高速道路のような斜行する交通インフラの地図化や、国境線・地質構造帯・河川流域が対角線状に広がる地域の解析が挙げられます。また、長距離パイプラインや送電網の計画・管理、航空航法図や工学測量図など、方向性と角度精度が重視される専門分野においても有効であり、対象地域に特化した高精度投影として重要な役割を果たします。
1. 斜軸メルカトル図法の概念図。

2. 斜軸メルカトル図法で描かれた南北アメリカ大陸。

https://pro.arcgis.com/ja/pro-app/latest/help/mapping/properties/laborde-oblique-mercator.htm