GISBox

XML(Extensible Markup Language)ファイルとデータ形式

GISBoxは、OSGB/GEOTIFF/RVT などの複数の GIS フォーマットでの編集をサポートし、3DTiles/Terrain への変換や公開が可能なワンストップ 3DGIS データ編集、変換、公開プラットフォームです。

概要

XML(エックスエムエル、eXtensible Markup Language)は、構造化されたデータを記述・保存するためのマークアップ言語です。HTML と似たタグ構造を持っていますが、用途はデータの表現や交換に特化しており、ユーザー自身が独自のタグを定義できます。主にシステム間のデータ連携、設定ファイル、構成情報などに使用されます。

データフォーマットの概要

  1. <?xml ... ?>:宣言部。バージョンや文字コードを記述。
  2. <タグ名>:要素(element)と呼ばれる基本単位。
  3. 属性(attribute):タグに付随する追加情報。例:<本 種類="技術書">
  4. 入れ子構造が可能で、データの階層性を表現できる。

長所

  1. 人間と機械の両方に読みやすい:プレーンテキストで記述されているため、エディタで簡単に確認・編集可能です。
  2. 自己記述型データ:タグによってデータの意味を表現するため、構造と内容が明確になります。
  3. 拡張性が高い:任意のタグを定義でき、さまざまなデータ構造に対応可能です。
  4. 標準技術との親和性:XSLT、XPath、DOM、SAX などの技術と連携して、高度な操作が可能です。
  5. 多くの言語・ソフトで対応:Java、Python、C# など多くの言語で XML パーサが標準サポートされており、幅広い環境で使用可能です。

短所

  1. データ量が多くなりやすい:タグの記述が冗長なため、同じ内容でも JSON などに比べてファイルサイズが大きくなる傾向があります。
  2. 解析に時間がかかることがある:大規模な XML ファイルでは、読み込みや解析の処理負荷が高くなることがあります。
  3. 学習コスト:シンプルに見えても、DTD やスキーマ、名前空間などを活用する場合は理解が必要です。

応用シーン

企業間のデータ連携や API において、共通フォーマットとして活用されます。ソフトウェアやアプリケーションの設定を記述するために利用されます。Microsoft Office 製品(.docx、.xlsx など)は内部的に XML ベースで構成されています。GML(Geography Markup Language)など、地理空間データを記述する標準形式として使用されています。SOAP(Simple Object Access Protocol)など、XML ベースの Web サービスプロトコルで使用されます。

  1. XML の例。

  1. XML の例

ファイルの開き方

  1. ブラウザで開く

  1. メモ帳で開く

関連 GIS ファイル

SDX

SDE

PNG

PRJ

参考

  1. https://www.silhouette-illust.com/illust/21757
  2. https://recoverit.wondershare.jp/file/xml-file-recovery.html
  3. https://dime.jp/genre/1675448/
  4. https://ja.wikipedia.org/wiki/Extensible_Markup_Language