XML(Extensible Markup Language)ファイルとデータ形式
GISBoxは、OSGB/GEOTIFF/RVT などの複数の GIS フォーマットでの編集をサポートし、3DTiles/Terrain への変換や公開が可能なワンストップ 3DGIS データ編集、変換、公開プラットフォームです。
概要
XML(エックスエムエル、eXtensible Markup Language)は、構造化されたデータを記述・保存するためのマークアップ言語です。HTML と似たタグ構造を持っていますが、用途はデータの表現や交換に特化しており、ユーザー自身が独自のタグを定義できます。主にシステム間のデータ連携、設定ファイル、構成情報などに使用されます。

データフォーマットの概要
<?xml ... ?>
:宣言部。バージョンや文字コードを記述。
<タグ名>
:要素(element)と呼ばれる基本単位。
- 属性(attribute):タグに付随する追加情報。例:
<本 種類="技術書">
- 入れ子構造が可能で、データの階層性を表現できる。
長所
- 人間と機械の両方に読みやすい:プレーンテキストで記述されているため、エディタで簡単に確認・編集可能です。
- 自己記述型データ:タグによってデータの意味を表現するため、構造と内容が明確になります。
- 拡張性が高い:任意のタグを定義でき、さまざまなデータ構造に対応可能です。
- 標準技術との親和性:XSLT、XPath、DOM、SAX などの技術と連携して、高度な操作が可能です。
- 多くの言語・ソフトで対応:Java、Python、C# など多くの言語で XML パーサが標準サポートされており、幅広い環境で使用可能です。
短所
- データ量が多くなりやすい:タグの記述が冗長なため、同じ内容でも JSON などに比べてファイルサイズが大きくなる傾向があります。
- 解析に時間がかかることがある:大規模な XML ファイルでは、読み込みや解析の処理負荷が高くなることがあります。
- 学習コスト:シンプルに見えても、DTD やスキーマ、名前空間などを活用する場合は理解が必要です。
応用シーン
企業間のデータ連携や API において、共通フォーマットとして活用されます。ソフトウェアやアプリケーションの設定を記述するために利用されます。Microsoft Office 製品(.docx、.xlsx など)は内部的に XML ベースで構成されています。GML(Geography Markup Language)など、地理空間データを記述する標準形式として使用されています。SOAP(Simple Object Access Protocol)など、XML ベースの Web サービスプロトコルで使用されます。
例
- XML の例。

- XML の例。

ファイルの開き方
- ブラウザで開く。

- メモ帳で開く。

関連 GIS ファイル
SDX
SDE
PNG
PRJ
参考
- https://www.silhouette-illust.com/illust/21757
- https://recoverit.wondershare.jp/file/xml-file-recovery.html
- https://dime.jp/genre/1675448/
- https://ja.wikipedia.org/wiki/Extensible_Markup_Language