GISBox

OpenTopography API

GISBoxは、OSGB/GEOTIFF/RVT などの複数の GIS フォーマットでの編集をサポートし、3DTiles/Terrain への変換や公開が可能なワンストップ 3DGIS データ編集、変換、公開プラットフォームです。

概要

**OpenTopography API **は、開発者向けに提供される RESTful なウェブサービスインターフェースであり、Copernicus GL30、NASA DEM、SRTM など、OpenTopography がホストするグローバルな DEM(デジタル標高モデル)データセットにアクセスできます。この API は OpenAPI 仕様に基づいて文書化されており、Swagger を通じて視覚化やテストが可能です。利用者は OpenTopography のポータルサイトで登録し、API キーを取得することで認証アクセスを行えます。

データフォーマットの概要

OpenTopography API は、従来のファイルのように構造化されたデータファイルを直接返すわけではなく、HTTP レスポンスを通じて JSON 形式でデータを返します。ただし、そのデータ構成の論理はファイル構造に類似しており、主に以下の要素で構成されています:

  1. ステータス識別:HTTP ステータスコードとカスタムエラー説明が含まれます。例えば、ステータスコード「0」はリクエスト成功を示し、その他のコードはパラメータエラー、認証不足、リクエスト制限、サービスの一時停止などを示します。例:「Invalid App Key(アプリキーが無効)」「Rate Limit Exceeded(リクエスト回数の上限超過)」「Service Unavailable(サービス利用不可)」など。
  2. データ本体:実際の業務データが含まれます。製品情報 API の場合は、タイトル、価格、画像 URL、詳細説明などが含まれた製品リストが返されます。OpenTopography API では、DEM データの座標や標高値などの地形情報が含まれます。
  3. メタ情報:タイムスタンプやページネーションなどの補助情報が含まれます。これにより、データの生成時刻や処理状態、ページ単位での取得方法などが明確になります。

長所

  1. 豊富なデータ:高解像度の地形データを含む多様なグローバル DEM データセットを提供。
  2. 統合が容易:RESTful 原則に準拠しており、HTTP リクエストによりサードパーティアプリに容易に統合可能。
  3. 視覚化とテスト:Swagger により API の可視化や試験実行ができ、開発効率を向上。
  4. 無料利用可能:学術用途や非商用利用には無料で利用可能(一定の利用制限あり)。

短所

  1. 利用制限:無料 API キーではリクエスト回数に制限があり、頻繁なアクセスには不十分な可能性がある。
  2. 学習コスト:API 自体はユーザーフレンドリーだが、HTTP や RESTful API の基本知識は必要。
  3. データ更新頻度:OpenTopography は継続的にデータ収集を行っているが、一部のデータセットは更新が遅れる場合がある。

応用シーン

OpenTopography API は、高解像度の地形データをアプリケーションに統合したい開発者向けに最適です。GIS 開発者、環境科学者、都市計画者などが、地形解析、視覚化、シミュレーションなどの目的で活用できます。

  1. OpenTopography API。

関連地図サービス

NASA Earthdata API

セシウム地形サービス

Google Earth Engine

HERE Maps API

参考

  1. https://portal.opentopography.org/apidocs/
  2. https://x.com/OpenTopography/status/1589664346770374656
  3. https://github.com/knwin/OpenTopography-DEM-Downloader-qgis-plugin/blob/main/README.md