GISBox

ArcGIS REST API

GISBoxは、OSGB/GEOTIFF/RVT などの複数の GIS フォーマットでの編集をサポートし、3DTiles/Terrain への変換や公開が可能なワンストップ 3DGIS データ編集、変換、公開プラットフォームです。

概要

ArcGIS REST APIは、ArcGIS Server によって公開された地理空間サービスにアクセス・操作するために、REST アーキテクチャスタイルに基づいて設計されたインターフェース群です。これにより、ユーザーは URL を通じてマップサービス、フィーチャサービス、ジオメトリサービスなど、サーバー上のさまざまな GIS リソースにアクセスし操作することが可能になります。ArcGIS Server 9.3 以降、REST API を通じてクライアントが GIS サービスにアクセスできるようになりました。例えば、特定の URL を使って GIS サービスディレクトリを取得したり、地図出力やクエリなどの操作を実行できます。

データフォーマットの概要

ArcGIS REST API は以下のような多様なデータ形式をサポートしています:

  • JSON / GeoJSON:高速なデータやり取りやクロスプラットフォームでの地図描画に適しています。
  • HTML:動的マップを直接埋め込むために使用。
  • PNG / JPG:静的マップ画像の出力形式。
  • KML:3D 可視化のサポート。
  • GeoRSS:リアルタイムイベントのサブスクリプションに利用。
  • CSV:表形式の属性データのエクスポート。
  • Shapefile:使用するには事前に変換が必要。
  • TIFF など:リモートセンシング画像などのラスターデータで使用。

長所

  1. シンプルかつオープン:ArcGIS Server のサービスを簡単かつオープンなインターフェースで提供し、URL ベースでアクセス・操作できるため、利用の敷居が低い。
  2. マルチ言語対応:HTTP 経由で RESTful Web サービスを呼び出し、レスポンスを解析できるスクリプト言語(Python、Java、JavaScript など)なら、どの言語でも利用可能。開発者にとって柔軟。
  3. 機能が豊富:マップ出力、クリックビュー、検索、KML 生成など多彩な GIS 操作に対応し、幅広いニーズに対応可能。
  4. 動的更新とモニタリング:ジオプロセシングサービスでは同期・非同期の 2 種類のタスク実行方式があり、処理時間に応じて選択可能。結果マップサーバーを通じて、可視化や進行状況の追跡もできる。

短所

  1. 検索結果の不確実性:プログラムから特定のレコードを検索する場合、検索結果の順序が毎回異なることがあり、スクリプトによる自動化処理には不向きな場面もある。
  2. 学習コスト:インターフェース自体はシンプルだが、URL の構築方法やレスポンスの処理、各サービス操作の使い方など、初心者が習得するには一定の学習時間が必要。
  3. サーバー状態への依存:ArcGIS Server の状態に依存しており、サーバーに障害やパフォーマンス問題が発生した場合、REST API の利用に直接的な影響を与える。

応用シーン

OGC API - Coverages は、リモートセンシング分野における衛星画像やハイパースペクトルデータなどの複雑なラスタースタックの処理、気象・海洋分野における地域別または時系列での環境データ(気温、海水塩分など)の抽出、また、空間・時間・属性に対応した標準化されたラスターデータアクセスを必要とする地理空間分析などに適しています。GIS システムへの統合により、さらなる分析が可能となります。

  1. ArcGIS API for Python のコア概念。

  1. サービスがジオデータベースや ArcGIS Enterprise とどのように連携するかのアーキテクチャ概要。

関連地図サービス

Bing Maps API

OGC API - Features

OGC API - Coverages

HERE Maps API

参考

  1. https://developers.arcgis.com/rest/
  2. https://community.esri.com/t5/arcgis-rest-apis-and-services/ct-p/arcgis-rest-api
  3. https://developers.arcgis.com/rest/services-reference/enterprise/get-started-with-the-services-directory/