Autodesk Navisworks
GISBoxは、OSGB/GEOTIFF/RVT などの複数の GIS フォーマットでの編集をサポートし、3DTiles/Terrain への変換や公開が可能なワンストップ 3DGIS データ編集、変換、公開プラットフォームです。
概要
Autodesk Navisworks(ナビスワークス)**は、Autodesk 社が開発した**BIM 統合レビューソフトウェアです。建築・土木・プラント設計などの分野で、複数の 3D モデル(Revit、AutoCAD、Civil 3D など)を統合・検証・シミュレーションできるのが特徴です。
Navisworks は設計・施工プロジェクトにおける干渉チェック(クラッシュ検出)や、施工スケジュール(4D)シミュレーション、モデルレビューなどを行うための業界標準ツールのひとつです。

データフォーマットの概要
Navisworks では多くのフォーマットに対応しており、特に以下の形式が主要です。
- NWF / NWD / NWC:Navisworks 独自形式(保存用・共有用・キャッシュ用)
- RVT(Revit):BIM 設計データ
- DWG(AutoCAD):2D/3D CAD データ
- IFC:オープン BIM の国際標準
- FBX / OBJ:3D モデル形式
- DGN(MicroStation):土木・建築向けの形式
- 点群データ(RCS / RCP):レーザースキャンから取得される 3D データ
長所
- モデル統合機能:複数ソフトで作成された BIM データや CAD データをひとつの空間で統合・表示。
- 干渉チェック(クラッシュ検出):構造・設備・配管などの干渉を自動的に検出し、設計段階での問題を低減。
- 4D 施工シミュレーション:工程(スケジュール)と 3D モデルを連携させて視覚的に進捗管理。
- レビューとマークアップ:チーム内でのコミュニケーションを効率化。コメントやマークアップ機能が充実。
- 軽量表示・高速処理:巨大なモデルでもスムーズに操作できるビューワーとして機能。
短所
- 編集機能が限定的:Navisworks は閲覧・レビュー専用であり、モデルの詳細な編集は不可(Revit などで編集が必要)。
- IFC 互換性に注意:一部の IFC 属性が正しく読み込まれないケースもあり、オープン BIM との相互運用性には限界あり。
- 高価なライセンス費用:Navisworks Manage など上位版は比較的高額で、小規模プロジェクトでは導入が難しいことも。
- 日本語 UI の不完全さ:専門用語や一部 UI 表記が英語のままのこともあり、初学者にとってはややハードルがある。
応用シーン
Navisworks は、建築・土木・プラント・インフラ分野における BIM 活用の中核として、以下のような場面で幅広く活用されています:
設計段階では、構造・設備・意匠のモデルを統合し、設計整合性の確認や干渉チェックを行うことで、手戻りや施工段階での問題を未然に防ぎます。施工フェーズでは、4D シミュレーションを用いた工程管理、現場担当者とのモデルベースの打ち合わせ、サブコンとの協調などに利用され、プロジェクト全体の効率化を実現します。
さらに、竣工後には NWD ファイルをデジタルアーカイブとして引き渡し、維持管理フェーズでの設備確認や改修工事にも役立ちます。
例
- 1 つのモデルで設計データと施工データを一元管理。

- IFC ファイル 読み込みのアップデート。

ファイルの開き方
- 60 以上のファイル形式をサポート。

- オートデスク製品とのコーディネーション。

関連 GIS ファイル
Esri Grid
FBX
TFW
AUX
参考
- https://en.wikipedia.org/wiki/Navisworks
- https://www.autodesk.com/jp/products/navisworks/overview
- https://www.autodesk.com/jp/products/navisworks/features