Mapbox API
GISBoxは、OSGB/GEOTIFF/RVT などの複数の GIS フォーマットでの編集をサポートし、3DTiles/Terrain への変換や公開が可能なワンストップ 3DGIS データ編集、変換、公開プラットフォームです。
概要
Mapbox API は、強力な位置情報データプラットフォームによって提供される開発用インターフェースであり、開発者がアプリケーション内で高いカスタマイズ性を持つ地図表示、ジオコーディング、ルート計画、ナビゲーション、データ可視化などの機能を実装するために設計されています。
Mapbox は Web、iOS、Android といった主流の開発環境に対応しており、異なるプラットフォームで一貫した地図体験を実現するための柔軟な開発ツールと API を提供しています。
データフォーマットの概要
Mapbox API は多様な地理情報処理ニーズに対応するために、複数のデータ形式をサポートしています。主な形式は以下の通りです:
1. ベクター(ベクトル)データ形式
- GeoJSON:ポイント、ライン、ポリゴンなどのベクターデータを保存できる標準的な交換フォーマット。
- Shapefile:従来の GIS ベクターデータ形式であり、Mapbox に統合するにはベクタータイル(MVT)への変換が必要。
- ベクタータイル(MVT/PBF):ピラミッド構造に基づいた軽量フォーマットで、高速な地図描画に最適。
2. ラスターデータ形式
- GeoTIFF:リモートセンシング画像や地形標高などのラスターデータを保存し、空間参照情報を埋め込むことが可能。
- ラスタータイル:ピラミッド構造で保存された画像タイルで、ベースマップの表示に適している。
3. 軌跡・ジオコーディングデータ形式
- GPX:GPS の軌跡データを保存し、ウェイポイントやルート、トラック記録に対応。
- KML:XML ベースのジオコーディングフォーマットで、Google Earth などの 3D 可視化プラットフォームと互換性あり。
4. 表形式データ
- CSV:属性データの保存に使用され、バッチ処理や統計分析のシナリオで活躍。
5. 静的地図とマーカーオーバーレイ形式
- PNG / JPG / WebP:静的地図のスナップショット生成に使用。マーカーオーバーレイにも対応。
6. 3D・地形データ形式
- Terrain RGB:標高値を RGB 画像にエンコードし、3D 地形の可視化を実現。
長所
- 包括的で柔軟な機能:地図描画、ルート案内、ジオコーディング、3D 地形、ヒートマップや等時間線などのデータ可視化に対応。スタイルや機能を柔軟にカスタマイズ可能。
- 高パフォーマンス:高速な地図描画と大規模データ表示に対応。リアルタイム交通情報などの動的データも即時反映。
- 使いやすさ:マルチプラットフォーム SDK、豊富なドキュメントとサンプルコードにより、開発の敷居が低く、素早い統合が可能。
短所
- コストが高い:基本機能には無料枠があるものの、大規模利用は有料。無料トークンの期限切れに注意し、長期運用にはコスト管理が必要。
- データとネット依存:一部地域(特に遠隔地)では地図データの更新が遅れる場合あり。安定したネットワーク環境が必須。
- 学習コストがある:高度な機能の利用には GIS 知識が求められ、初心者は習得に時間がかかる。複雑なシーンでは開発効率が下がる可能性も。
応用シーン
Mapbox API は、高いカスタマイズ性のある地図表示、リアルタイムデータ更新(ナビゲーション・物流追跡など)、3D 表示や等時間線などの高度な地理空間解析を必要とする Web・モバイル・業務用アプリケーションに最適です。
例
- Mapbox 公式ホームページ。

- Mapbox API 活用アプリケーション。

関連地図サービス
Bing Maps API
ArcGIS REST API
OGC API - Coverages
HERE Maps API
参考
- https://www.mapbox.com/
- https://docs.mapbox.com/api/overview/