OGC API - Featuresサービス
GISBoxは、OSGB/GEOTIFF/RVT などの複数の GIS フォーマットでの編集をサポートし、3DTiles/Terrain への変換や公開が可能なワンストップ 3DGIS データ編集、変換、公開プラットフォームです。
概要
OGC API - Featuresは、地理空間情報に関する国際標準化団体である OGC（Open Geospatial Consortium）が策定した次世代 Web API 仕様の一つで、ベクターデータ（フィーチャ）へのアクセスと操作を標準化するために設計されています。旧来の WFS（Web Feature Service）をモダナイズした仕様であり、RESTful 構造と JSON ベースの軽量なデータ形式により、Web やクラウド環境との親和性が高く、モバイルやウェブアプリケーションへの統合にも適しています。
データフォーマットの概要
- GeoJSON：デフォルトで対応しており、軽量かつ JavaScript との親和性が高い。
- HTML：ブラウザで直接表示するためのフォールバックとして利用可能。
- GML（オプション）：従来の OGC 仕様との互換性を維持。
- その他：CSV、Mapbox Vector Tiles など、拡張により対応可能な形式も存在。
長所
- RESTful 構造：HTTP GET によるリソース指向のインターフェースで、開発が容易。
- リンク可能な API：データやリクエストの関係をリンクで明示し、クローラビリティや再利用性が向上。
- 高い柔軟性と拡張性：フィルタリングや空間検索、プロパティ選択などをクエリパラメータで実装可能。
- モダンな Web 技術対応：OpenAPI 仕様書の提供により、Swagger UI などの自動ドキュメント生成ツールと連携可能。
- 軽量なレスポンス：GeoJSON などを用いた効率的なデータ交換が可能で、モバイル対応にも適す。
- シンプルな導入：従来の WFS と比べて学習コストが低く、実装しやすい。
短所
- 一部の高度な機能の未実装：WFS 2.0 にあったトランザクション機能（データの作成・更新・削除）は標準仕様には含まれていない。
- GML などの旧フォーマットとの整合性に課題：既存のシステムとの連携が必要な場合、変換処理が発生する。
- 分散環境でのデータ整合性管理が難しい：クラウド環境における整合性の担保には別途対策が必要。
応用シーン
OGC API - Features は、都市計画、環境モニタリング、防災、交通、農業、エネルギーなど、あらゆる分野の地理空間データ公開・共有に適しています。特に、オープンデータポータルやスマートシティ、モバイル GIS アプリケーションなど、API 経由でのシンプルなデータ配信が求められる現場において、その軽量性と柔軟性が評価されています。国や地方自治体、研究機関、民間企業の間で広く導入が進んでおり、次世代の地理空間データ共有基盤として注目されています。
例
- OGC API - Features サービス。
- OGC API フィーチャ サービスを参照してレイヤーを検索し、マップに追加します。
ファイルの開き方
- OGC API 機能を使用してデータを公開する。
- OGC API コレクションを表示。
