GISBox

Informatix MicroGDS

GISBoxは、OSGB/GEOTIFF/RVT などの複数の GIS フォーマットでの編集をサポートし、3DTiles/Terrain への変換や公開が可能なワンストップ 3DGIS データ編集、変換、公開プラットフォームです。

概要

Informatix MicroGDSは、Informatix 社が開発した包括的な GIS ソフトウェアであり、地理情報処理分野において一定の影響力を持っています。ユーザーが地理空間データに対して多様な操作や解析を行うことが可能です。

データフォーマットの概要

.man および .cv7 ファイル形式は MicroGDS ソフト専用の形式であり、設計プロジェクトに関するさまざまなデータ(平面図、空間配置、設備位置など)を保存するために使用されます。これらのフォーマットは、3D モデリング、空間解析、レポート生成といった MicroGDS の機能を支える役割を果たします。専用形式のため、ファイルの閲覧・編集・変換には MicroGDS ソフトウェア、または指定されたプラグインや変換ツールが必要です。

長所

  1. 効率的なマルチユーザー協業:中央データベースを基盤とした複数専門職による同時協業をサポート。階層的なデータ構造によって業務分担が容易で、リアルタイム更新により情報同期を実現。
  2. 柔軟で実用的な機能:階層設計によりプロジェクトの専門性に適応し、内蔵チャット機能でリモートコミュニケーションを強化。長年の図面作成ノウハウに基づいた高い作業効率は業界内でも評価されています。
  3. 拡張された管理機能:保全スケジューリングから資産管理に至るまで、ファシリティマネジメント(FM)アプリケーションを提供し、ライフサイクル全体をカバー。

短所

  1. 3D 機能が弱い:主に 2D に特化しており、複雑な 3D モデリングやビジュアライゼーションには不向き。
  2. 学習コストが高い:階層的な協業メカニズムに慣れるまで時間がかかり、新規ユーザーにはハードルが高い。
  3. サードパーティ依存のリスク:一部機能は外部開発に依存しており、品質や互換性にばらつきがある場合があります。

応用シーン

MicroGDS は建築やマルチディシプリン(多分野)エンジニアリング分野に適しており、チーム協業に対応しています。建築士、電気技師、構造技師、設備技師など、さまざまな専門職が同じプロジェクトに同時参加できるマルチユーザ機能を備えています。中央データベースに階層的にプロジェクトを保存することで、効率的な協業と情報共有が可能になります。特に、設計チームが地理的に分散しているような、分野横断型のプロジェクトに適しています。

  1. MicroGDS ソフトウェアのインターフェース。

関連 GIS ファイル

CIS/2

IFC

Alembic

Inventor

参考

  1. https://www.microgds.co.uk/
  2. https://www.youtube.com/microgds