Autodesk Maya(オートデスク マヤ)
GISBoxは、OSGB/GEOTIFF/RVT などの複数の GIS フォーマットでの編集をサポートし、3DTiles/Terrain への変換や公開が可能なワンストップ 3DGIS データ編集、変換、公開プラットフォームです。
概要
Autodesk Maya は、Autodesk 社が開発・提供しているプロフェッショナル向け 3DCG ソフトウェアです。映画、アニメーション、ゲーム、CM、建築ビジュアライゼーションなど、高度な 3D モデリング・アニメーション・レンダリング・シミュレーションを必要とする業界で広く使用されています。
元々 Alias 社により開発され、後に Autodesk 社に買収された経緯があり、映画や VFX の業界標準ツールとしても知られています。

データフォーマットの概要
- .ma(Maya ASCII):テキストベースで保存される Maya 独自のファイル形式。人が読める形で保存されるため、バージョン管理やスクリプト編集に便利。
- .mb(Maya Binary):バイナリ形式の Maya ネイティブファイル。読み込みが高速でファイルサイズも小さい。
- .fbx(Autodesk FBX):異なる 3D ソフトウェア間でのデータ交換に使われるフォーマット。アニメーションやリギング情報も含む。
- .obj(Wavefront OBJ):ジオメトリ(形状)データのやり取りに広く使われるフォーマット。
- .abc(Alembic):大規模なキャッシュデータのやり取りに用いられるオープンソース形式。
- .usd(Universal Scene Description):近年注目されている Pixar 開発のシーン記述フォーマット。
長所
- 業界標準の信頼性:映画やゲーム業界で長年採用されており、高度な制作ワークフローに対応可能。
- 豊富な機能群:モデリングからアニメーション、エフェクト、レンダリングまで一通りの工程を 1 つのソフトで完結できる。
- 拡張性・カスタマイズ性:Python や MEL(Maya Embedded Language)によるスクリプト制御が可能で、ツール開発や自動化に対応。
- レンダラーの柔軟性:Arnold をはじめ、外部レンダラー(Redshift、V-Ray など)との連携がスムーズ。
- 大規模プロジェクト対応:複数人での制作・バージョン管理を想定した構造が整備されている。
短所
- 価格が高い:サブスクリプション方式で年間契約が必要となり、個人や中小規模の制作にはやや負担が大きい。
- 操作が複雑:初心者にとっては UI や操作体系が難解で、習得に時間がかかる。
- 動作環境の負荷が高い:高スペックなマシンを要求するため、古い PC やノート型 PC では処理が重くなることがある。
- バージョン互換性の問題:古いバージョンとの互換性が常に保たれているわけではなく、プロジェクト共有時に注意が必要。
応用シーン
Autodesk Maya は、ハリウッド映画や大型ゲームタイトル、テレビアニメ、CM、建築ビジュアライゼーション、VR/AR 制作など、多岐にわたる分野で活用されています。特にキャラクターアニメーションや VFX 制作においては、他の 3DCG ソフトに比べて非常に高い評価を受けており、リギングやシミュレーションの精度、柔軟性の面で優れた性能を発揮します。また、教育現場でもプロフェッショナル向けソフトとして導入されており、CG アーティストの標準スキルとして習得が推奨されています。
例
- バージョン管理 Maya。

- Maya 内でプレビュー Alienbrain。

ファイルの開き方
- ファイルを開く。

- モデル編集。

関連 GIS ファイル
Esri Grid
Autodesk Navisworks
TFW
AUX
参考
- https://ja.wikipedia.org/wiki/Maya
- https://ja.alienbrain.com/version-control-for-maya.php
- https://vagon.io/blog/a-beginners-complete-guide-to-autodesk-maya