GeoJSON API
2026年06月22日 11:09
GISBoxは、OSGB/GEOTIFF/RVTなどの複数のGISフォーマットでの編集をサポートし、3DTiles/Terrainへの変換や公開が可能なワンストップ3DGIS データ編集、変換、公開プラットフォームです。
概要
GeoJSON APIは標準化されたWebサービスプロトコルではなく、JSONベースの地理空間データ交換フォーマットである。地理情報システム(GIS)データのインターフェースにおけるデータキャリアとして一般的に使用され、ポイント、ライン、ポリゴンなどの幾何オブジェクトとそれに付随する属性情報を送信する。その構造はRFC 7946仕様に厳密に準拠しており、WGS84座標系のみをサポートする。代表的なオブジェクトにはFeature(ジオメトリとプロパティを含む)およびFeatureCollectionがある。Webマッピングプラットフォーム(Leaflet、Mapbox、天地图など)におけるデータ読み込みおよび描画に広く利用されている。開発者はURLパラメータを通じてGeoJSONデータを直接埋め込み、地図可視化を行うことができるほか、バックエンドサービスが動的に生成してレスポンスとして返すことも可能である。
構成要素
GeoJSONのファイル構造はRFC 7946標準に従い、3つの主要なオブジェクト階層から構成される。
- Geometry:純粋な空間形状を表し、すべての地理データの基本単位である。
- Feature:ジオメトリと非空間属性を結び付けたもので、実務上最も一般的に使用される単位である。
- FeatureCollection:複数のFeatureをまとめるための構造であり、GeoJSONファイルの最上位構造として最も一般的である。
長所
- 軽量で解析が容易:SON形式に基づいており構造が明確で、人間にも読みやすいテキスト形式である。専用の複雑なパーサーを必要とせず、JavaScript、Python、Javaなど主要なプログラミング言語でネイティブにサポートされているため、フロントエンド開発の敷居を大幅に下げる。
- Webネイティブとの高い親和性:現代のWeb技術スタックに自然に適合し、fetch()で直接読み込み可能である。Leaflet、Mapbox GL JS、MapLibreなどのライブラリでシームレスに描画でき、「データ即表示」の高速開発モデルを実現する。
- 標準化とオープン性:IETF RFC 7946国際標準に準拠し、WGS84座標系を必須とするため、クロスプラットフォームおよびクロスツール間での相互運用性が高い。Google Maps、QGIS、PostGISなど主要システムでも広くサポートされている。
- 柔軟な属性拡張:propertiesフィールドに任意のキー・バリューを格納できるため、名称、時間、統計値、分類ラベルなど非空間情報を自由に埋め込むことができ、多様な分析ニーズに対応可能である。
- 豊富な開発エコシステム:geojsonio、topojson、turf.jsなどのオープンソースツールが豊富で、パンデミック可視化や物流ルート分析などのインタラクティブ地図アプリケーションを迅速に構築できる。
短所
- 大規模データにおける性能ボトルネック:プレーンテキスト形式のためファイルサイズが大きくなる。数万件のFeatureを含むGeoJSONは数十MB規模となり、読み込み・解析時にメインスレッドを圧迫し、ブラウザの遅延やクラッシュを引き起こす可能性がある。
- 空間インデックスの非搭載:R-treeやQuadtreeなどの空間インデックス構造を持たないため、空間検索(例:「特定エリア内のポイント検索」)は全件走査が必要となり、非常に非効率である。
- トポロジー関係の未表現:隣接するポリゴンの境界が重複して保存されるため、データ冗長性が高く、簡略化や編集時に「隙間」や「重複」などのトポロジー誤差が発生する可能性がある。
- セキュリティおよびアクセス制御の欠如:認証・暗号化・アクセス制御が標準で存在しないため、GeoJSONを直接公開するとデータが容易に取得・悪用されるリスクがある。
- 時間次元・動的更新の非対応:タイムスタンプやバージョン管理の仕組みが標準仕様に含まれておらず、台風経路や交通流などの時系列データ表現には外部拡張が必要となる。
- バイナリ圧縮の非対応:MVT(Mapbox Vector Tiles)やGEOBUFなどのバイナリ形式と比較して圧縮効率が低く、通信帯域を多く消費する。
応用シーン
GeoJSON APIは地理データ交換の中核として広く利用されている。都市計画では行政境界の精密描画や3D都市モデル構築に使用され、交通・ナビゲーション分野ではリアルタイム経路描画や物流最適化に活用される。環境モニタリングでは都市境界や気候変動データの空間可視化を支援し、災害対応では被災地の迅速な可視化と共有を可能にする。また、シェアリングエコノミーではホットスポット分析や駐車需要分析を通じて運用効率を向上させる。その軽量性とオープン性により、天地图、高德地図、Mapbox、Google Mapsなど主要プラットフォームとの統合が容易であり、データから可視化までの一連のワークフローを実現する。
例
1. 複数のFeatureを含むFeatureCollectionを示すGeoJSON例。

ファイルの開き方
1. Webマッププラットフォーム上でレンダリングされたGeoJSONデータの可視化例。

関連地図サービス
Ordnance Survey OS Data Hub API
OpenSky Network API
NOAA NCEI API
GeoNames Web Services
参考
- https://github.com/mapbox/geojson.io/blob/main/API.md
- https://en.wikipedia.org/wiki/GeoJSON