Bogota 1975(EPSG:4218
2026年08月26日 10:20
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概要
Bogota 1975(EPSG:4218)は、コロンビアでかつて使用されていた国家測地基準です。1924年国際楕円体(International 1924)を採用し、ボゴタ天文台を通る子午線を本初子午線として、主にコロンビア本土の測量および地理的位置決定に使用されました。これは、1941年、1944年、1951年に行われた3回の初期調整版に取って代わるものでしたが、その後、より現代的なMAGNA-SIRGAS基準(EPSG:4685)に置き換えられました。
構成要素
- 基準楕円体(Ellipsoid):1924年国際楕円体(International 1924/ヘイフォード楕円体)を採用し、長半径は6,378,388メートル、扁平率は1/297です。
- 測地基準系(Datum):上記の楕円体に基づいて定義された測地基準であり、コロンビアのボゴタ天文台(Bogotá Observatory)を測地原点として、局所的な適合により位置が定められています。
- 本初子午線(Prime Meridian):ボゴタ天文台を通る子午線を零度経線として使用します。これはグリニッジ子午線ではなく、その経度値は-74°04′51.3″(約-74.08091667°)です。
- 角度単位(Angular Unit):経緯度の角度単位として十進度(Degree)を使用します。
- 座標軸と順序:赤道を基準に緯度を定義し、北を正、南を負とします。範囲は-90°から+90°です。経度はボゴタ本初子午線を基準に定義し、東を正、西を負とします。範囲は-180°から+180°です。
- 座標系の種類:測地座標系(Geodetic CRS)に分類され、経度と緯度という2つの角度値によって地球表面上の任意の地点の位置を表します。地図投影や線形単位はそれ自体には含まれません。
長所
- 地域への高精度な適合:1924年国際楕円体とボゴタ天文台を原点とする局所的な適合に基づき、当時の地上三角測量網のもとで、コロンビア中央部の主要地域(アンデス山脈沿線など)において10メートル未満の平面位置精度を実現し、20世紀の測量および工事用地図作成の需要を満たしました。
- 高い安定性:GNSS技術が普及する前は、固定された原点と地域化された三角測量網(ARENA網など)により、長期的に再利用可能な管理基準を提供し、国の地形図、道路、インフラの体系的な整備を支えました。
- 地域別分割による最適化:楕円体とジオイドの全国的な不一致に対応するため、IGACは国土を8つの変換区域に分割し、それぞれについてシフトパラメータを算出しました。これにより、周辺地域における系統誤差を効果的に軽減しました。
短所
- 非地心で世界的な互換性がない:ボゴタを本初子午線として使用し、グリニッジを基準としていないうえ、楕円体も地球の重心に一致していません。そのため、WGS84やITRFなどの全球測地系との間に数十メートル規模のずれが生じ、GPSや北斗などの現代的なGNSS機器に直接使用することはできません。
- 高さの基準系がない:平面座標のみを定義しており、統一された正標高または正常高の体系が構築されていません。高さデータを別途取得する必要があるため、三次元位置決定に不整合が生じ、工学や地質分野への応用に影響を及ぼします。
- 変換が複雑で維持コストが高い:MAGNA-SIRGAS(EPSG:4685)への移行には、10パラメータのモロデンスキー・バデカス法を使用する必要があり、パラメータも地域によって異なります。そのため、GISユーザーは変換モデルを手動で読み込む必要があり、データ処理のハードルが大幅に高くなります。
- 技術的に旧式である:1924年国際楕円体のパラメータ(長半径6,378,388 m)はWGS84(6,378,137 m)より古く、重力場モデルも組み込まれていません。そのため、現代的な高さ異常の計算や衛星高度計データとの統合には対応できません。
応用シーン
Bogota 1975(EPSG:4218)は、コロンビアで1975年から2005年まで公式の国家測地基準として使用され、国家基本測量、地形図の作成、土地権利登記、道路やインフラ工事の測量など、主要な分野で広く利用されました。IGAC(コロンビア地理研究所)による全国規模の地理情報の収集と更新を支え、特にアンデス山脈沿線の都市や主要経済地域では、高精度な地域管理網の構築に用いられました。また、その投影座標系(EPSG:21897など)は、縮尺1:50,000から1:100,000の公式地形図の作成に使用されました。現在でも、大量の歴史的な地籍資料、初期の道路設計図、公共工事記録などに残されています。
例
1. Bogota 1975(EPSG:4218)。

関連座標系
NAD83(2011)
カンポ・インチャースペ
モンテマリオ
AGD84
参考
- https://epsg.io/map#srs=4218&ops=1125&x=-72.988448&y=4.786290&z=6&layer=streets
- https://epsg.com.tr/en/4218
- https://spatialreference.org/ref/epsg/4218/