EPT(Entwine Point Tile)
2026年08月07日 10:30
GISBoxは、OSGB/GEOTIFF/RVTなどの複数のGISフォーマットでの編集をサポートし、3DTiles/Terrainへの変換や公開が可能なワンストップ3DGIS データ編集、変換、公開プラットフォームです。
概要
EPT(Entwine Point Tile)は、大規模なポイントクラウドデータセット向けの階層的な空間インデックスフォーマットであり、Entwineエコシステムの一環として開発されました。ポイントクラウドデータをタイル化したオクタレット構造に組み込み、クライアントが必要な部分のみストリーム、クエリ、可視化できるようにします。ウェブベースでのポイントクラウドの配信と可視化に広く利用され、特にLiDARや他の大規模な3D地理データセットで用いられます。主な利点は、一度にすべてのデータを読み込まずに大規模なポイントクラウドを効率的にアクセスできる点です。
データフォーマットの概要
EPT構造の主な特徴は以下の通りです:
- 分類:階層的なタイル化されたポイントクラウドの保存およびストリーミングフォーマット
- データの組織化:ポイントは空間タイルに分割され、通常オクタレット構造を使用します
- アクセス方法:進化的なロード、部分的クエリ、マルチレゾリューションアクセスをサポート
- 対称性:地図投影ではなく、3Dポイントクラウド用の空間データ構造です
- 技術的基礎:JSONメタデータとタイル化されたバイナリポイントデータから構成され、LASzipやバイナリアレイなどの形式で保存されることが多い
長所
- 効率的なストリーミング:必要なタイルのみ読み込むため、非常に大規模なポイントクラウドでもオンラインで実用的です
- 拡張性の高い構造:階層的な構造により、小さなスキャンから国家規模のLiDARアーカイブまで対応可能
- マルチレゾリューションアクセス:ユーザーは低い解像度データで迅速にプレビューし、必要に応じて詳細を段階的に見込むことができます
- ウェブフレンドリー:Potreeなどのブラウザベースの可視化ツールとの互換性があります
- オープンエコシステムサポート:オープンソースの地理情報ツールとワークフローでサポートされており、現代のデータ公開に適しています
短所
- 事前処理が必要:使用前にポイントクラウドデータをEPT構造に変換する必要があります
- ストレージオーバーヘッド:タイル化とメタデータ生成により、ファイル数が増加し管理が複雑になります
- 編集には不向き:EPTは配信と可視化に最適化されており、元のポイントクラウドの直接編集には適していません
- ツール依存性:効果的な使用には互換性のあるソフトウェアライブラリ、サーバー、またはウェブビューアが求められます
- 小規模データには複雑すぎる:小さなポイントクラウドでは、単純な単一ファイル形式に比べてタイル化階層が不要です
応用シーン
EPTは大規模LiDARデータの公開、クラウドホストされたポイントクラウドサービス、ブラウザベースの3D可視化、大規模ポイントデータセットの効率的な空間クエリなどに主に使用されます。ユーザーがデータセットの一部に対して速やかな遠隔アクセスが必要な場合(例:ウェブマッピング、デジタルツイン、地形検査、都市規模の3Dプラットフォームなど)には特に適しています。ただし、小規模な独立データセットや編集中心のワークフローでは、LASやLAZなどのシンプルな形式の方が適切です。
例
1. 複数のセグメンテーションを行い、テーブルの最終的なポイントクラウドを取得します。
2. 3Dポイントクラウドのオクタレット構造。

ファイルの開き方
1. Open3Dを使用して点群データを表示します。
関連 GIS ファイル
I3S
OpenDRIVE
SOSI
SDTS
参考
- https://entwine.io/en/latest/entwine-point-tile.html
- https://docs.safe.com/fme/2023.2/html/FME-Form-Documentation/FME-ReadersWriters/ept/ept.htm
- https://github.com/connormanning/ept-tools