カヴライズキーVI図法(Kavrayskiy VI Projection)
2026年03月31日 09:18

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概要

カヴライズキーVI図法(Kavrayskiy VI Projection)は、疑似円筒図法に分類される正積図法(等積図法)の一種である。中央経線は赤道の半分の長さを持つ直線として表され、その他の経線は中央経線に向かって湾曲する対称的な正弦曲線で描かれる。緯線は中央経線に直交する等間隔の直線である。この図法は北緯・南緯47°33′において正しい縮尺を保ち、これらの緯線上では歪みが生じない。極地域では歪みが大きくなるものの、全体としては多くの疑似円筒図法より歪みが小さい。等積性を持つため、面積比の正確な表現が求められる統計地図に適している。

オーバービュー

カヴライズキーVI図法は疑似円筒の正積図法である。中央経線は赤道の半分の長さの直線で表され、その他の経線はそれに向かって湾曲する正弦曲線となる。緯線は中央経線に対して垂直な等間隔の直線である。この図法は北緯・南緯47°33′において正しい縮尺を実現し、これらの緯線上では歪みが存在しない。極地域では歪みが顕著であるが、全体的な歪みは多くの疑似円筒図法よりも小さく、面積の正確な表現が重要な統計地図に適している。

長所

  1. 等積性:カヴライズキーVI図法は正積図法であり、地球表面の面積比を正確に保持する。このため、地域間の比較が重要な統計地図に特に有利である。
  2. 特定緯度での無歪み:北緯・南緯47°33′では縮尺が正確であり、形状や面積の歪みが生じない。そのため、中緯度地域の地理情報を比較的正確に表現できる。
  3. 比較的低い全体歪み:極地域では歪みが大きいものの、全体としては他の多くの疑似円筒図法より歪みが小さく、地理的特徴をバランスよく表現できる。

短所

  1. 極地域での大きな歪み:極地では形状や面積の歪みが大きくなり、地理的特徴の正確な表現が難しくなる。
  2. 経線の形状が複雑:経線が中央経線に向かって湾曲するため、視覚的に直感的ではなく、読図が難しくなる場合がある。
  3. 適用範囲の制限:特有の歪み分布のため、すべての地図用途に適しているわけではない。特に方向や距離の正確性が求められる航海図や航空図には不向きである。

応用シーン

等積性を持つことから、カヴライズキーVI図法は資源分布や人口密度など、面積比の正確な表現が求められる統計地図によく用いられる。また、特定緯度で歪みがない特性により、中緯度地域に焦点を当てた世界地図や大縮尺地図にも適しており、関連研究における地理的基盤として有用である。

1. カヴライズキーVI図法(Kavrayskiy VI Projection)。

関連 GIS 投影

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参考

  1. https://proj.org/en/stable/operations/projections/wag1.html
  2. https://www.mapthematics.com/ProjectionsList.php?Projection=152